経営お役立ちコラム
経営のヒント!
1.日本の医療の課題と国際化

日本の医療システムは、国民皆保険制度下、医療サービスへのフリーアクセスを維持しつつ、質の高いサービスを提供してきた。しかしながら、医療保険財政の悪化、高齢者の増加、医療サービスの高度化等のさまざまな課題に日本の医療システムは直面しており、今後も長期的に同水準のサービスを提供できるかが、不安視されている。

このような状況を打開して、医療システムの持続的成長を図る戦略として注目されているのが、成長産業としての医療システムの国際化である。日本の医療機関が、医療機器・製薬メーカー等と海外に進出し、現地の事情に即した医療サービスを開発することを通じて、現地医療の質の向上に貢献するとともに、その成果を国内医療にも還元することを期待されている。また、海外からの患者…

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14/04/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
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1.ネットショップ研究会について

当支部のネットショップ研究会は、2011年3月に発足したまだ若い3年目の研究会です。毎年何名かの新規入会者を迎え、現在は30名程度の登録を頂いています。

主な活動は、インターネット販売を支援するためのノウハウの取得や、現在進行中の支援案件の進捗共有、支援に関する参加メンバーから他の会のメンバーへの相談、ディスカッションです。当研究会は、実務も行うことができる研究会であることが特色です。実際にメンバーの持ち込んだ案件について、参加者を募り支援活動を行っています。今回はその活動内容について紹介します。

2.基本的な支援の方向性

インターネット販売においては「売上=アクセス数×転換率×平均単価」という公式が基本原則です。ど…

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14/03/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
銀行及びサービサーにて企業再生業務に携わってきた経験より、
小規模企業の企業再生についてまとめました。

さて、一般的に言われる企業再生手法としては私的整理、法的
整理含め、会社分割やM&A、DES/DDS等の金融・法的手法による
BS面のアプローチが主流となっております。しかし、小規模企業
の再生実務を考えた場合、これらの手法を適用するには少々無理が
あるでしょう。そもそもこれらの外科的手法は、中堅中小企業、
金融機関でも大口の融資先を対象としており小規模企業向けの手法
ではないのです。

それでは、小規模企業の再生はどう行うべきか。基本的には
今ある限られた経営資源の中でPLを改善していくことになりますが、
単なる売上改善策では再生は実現しないと考えます。再生企…

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14/02/28 05:59 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
事業を行う上で大切な目標の一つは利益を出すことである。
では会社を存続・発展させるために必要な“適正利益”を残すために
何をすればいいのだろうか?ズバリ、その答えは3つしかない。

1.売上拡大を実現する
2.限界利益率を改善する
3.固定費を削減する

この3要素を噛み砕いたものが“SPEC-A”である。
ここでそれぞれの意味を解説したい。

Sales:「売上」をいかに拡大するか
Profit:「利益」をいかに獲得するか
Expense:「経費」をいかにコントロールするか
Cost:「原価」をいかに管理するか
Activate organization:「組織活性化」をいかにして行うか

利益拡大を実現するためには、これらをコントロール、または変革
し…

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14/02/01 10:30 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
とても残念なことですが、お客様というのは、私達、つまり販売側-小売、卸、
メーカー、サービス含め全ての事業体-のことを忘れてしまうものです。

自分に置き換えて考えてみましょう。
一ヶ月前に外食したお店の店名を覚えていらっしゃいますか?

一年前に購入した手帳のメーカー名を覚えていらっしゃいますか?
それはどのお店でお買いになりましたか?

大体の場合、よほどインパクトのある出来事があったり、感動するようなサービ
スがあったりしなければ、忘れているものですね。

しかし、私達、事業体である企業は、相手は自分のことを覚えていてくれている
と誤解しているのではないでしょうか。

先日、ある焼きたてパンを売るお店にうかがいました。店長さんは、販売促進
そのものに嫌悪…

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13/12/31 23:42 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
1.ワークショップとは?

近年、ワークショップは新しい学びのスタイルとして学校の授業
や企業研修などに取り入れられています。講義など一方的に知識を
伝達するのではなく、参加者同士が語り合い、また共同で何かを創る
活動を通して、気づきや学びを得るのがワークショップです。
社会には様々な情報が溢れ、人々が持つ価値観は多様化しています。
このような中でも社会が発展し続けるためには、人々がお互いの
価値観を認め、理解し合うことが必要になります。ワークショップは
このような相互の認知と理解を促進する場でもあるのです。

社会の縮図である企業でも同じような問題が起こっています。
顧客ニーズを把握することの難しさや組織における世代間の
コミュニケーションギャップなど、情報の氾濫…

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13/12/01 07:15 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
(1)はじめに

今回は、製造業の生産管理の中でもスケジューリングと情報システム
の活用についてまとめました。理想は、生産の進捗と情報システムとが
リアルタイムに連携し、納期の短い注文が割り込みで入ったり、
トラブルで生産が遅れたりした時に、原材料や人員といった資源の
再配分計算、再スケジューリングなどを短時間に行い、それに基づいた
生産指示が即座に生産に反映されることだと思います。
皆さんの生産工程では、どのようにスケジューリングを行っている
でしょうか。

(2)スケジューリングの難しさ

製造対象のリードタイムにもよりますが、完全受注生産に近いほど
短期間のスケジューリングしかできない場合が多く、このような場合は
納期優先になりがちです。注文が少ない場合で…

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13/11/01 02:20 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
1.BCPとは?
「BCP(事業継続計画)」の策定とは、災害などの緊急時に行うべき行動や、
緊急時に備えて平常時に行うべき行動をあらかじめ整理し取り決めておくことです。
単なる災害対策ではなく、被災後に事業をどう継続させるかについての計画です。
たとえば、緊急事態に遭遇した時に、社長は適切な対応がとれるかもしれません。
しかし、社長が指示をだせない状況になったときに企業として対応がとれる
でしょうか? BCPは、企業のボトルネックを解消しようとする取り組みでもあり、
通常期の経営で考えるべき項目のひとつです。
ただ、起こるかどうかはっきりしないものに対しての計画となるため、
まずは身の丈にあった実現可能なBCPを策定し、それを積み重ねて行くと
よいでしょう。資金を必要とす…

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13/09/30 21:28 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
(1)知的資産経営報告書とは何か

最近、「知的資産経営報告書」なるものを眼にすることが増えて
います。しかし、そもそも、“知的資産”とは何なのでしょうか。
経済産業省等のホームページによれば、知的資産とは知的財産(権)
を含む広い概念であるとし、具体的には、知的財産(権)に加えて、
例えば、人的資産、組織力、経営理念、顧客とのネットワーク、
技能等を含むとしています。そして「知的資産経営報告書」作成の
効果のひとつとして、金融機関との良好な関係維持をあげています。
とするならば、多くの小規模企業にとっての課題であるポスト
金融円滑法対策ツールとして使えないものでしょうか。
そこで、「知的資産経営報告書」の活用について、述べてみます。

(2)知的資産経営報告書活用…

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13/08/31 08:30 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
(1)はじめに

中小企業等の、電力会社との契約が高圧小口電力需要家に対して、
電力需要抑制の取り組みを促進するために、エネルギー管理
システム(BEMS)導入促進事業費補助金が、平成25年度末
までの予定で実施されています。中小企業事業者にとって、福島
の原発事故以来の節電への協力はもちろんのこと、電気料金の
値上げ等により、経営面からもエネルギーコストの削減は重要度が
増しています。補助金を活用した電力量の削減にむけて、補助金
制度の概要をご紹介します。

(2)制度の背景

電力需要の視点から、中小ビル等の高圧小口需要家(契約電力
50kW以上500kW未満)は日本全国で約77万口あり、
全国の電力使用量の2割を占めています。また昼間に限れば、
使用電力…

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13/07/31 05:57 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行

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