経営お役立ちコラム
中小企業経営
『会社引き継ぎの一つの手法としてのM&A』という切り口でお届けする全3回シリーズ企画の第2回は、「売り手・買い手、それぞれの立場にとってのM&A」という内容でお届けします。

前回の第1回コラムでは、自社の株式を会社や個人に売却することで会社の所有権や経営権を譲渡する「株式譲渡」、社内の一部または全部の事業自体を売却する「事業譲渡」といった譲渡スキームについて解説しました。そして今回は、M&Aという手法を通して「売り手」と「買い手」それぞれがどんなメリットを享受できるか、また、考えるべきリスクはどういったものがあるかについて、まとめました。

 

1.売り手にとってのM&A

売り手になるきっかけですが、大きく2つに分けられます。

・…

続きを読む
21/06/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
一昔前まで、M&Aというと大企業が大企業を買収するような大型の案件であることがほとんどでした。例えば、大手銀行が国内の銀行を買収したり、大手通信会社が海外の携帯電話会社を買収したりと、当時の新聞やメディアで話題となったことが記憶にあるのではないかと思います。

これらは「自社の規模を拡大するため」、「新たな顧客を増やすため」といったように、買収する側の企業目線で語られることが多かったのですが、現在、M&Aは、会社を引き継ぐための手段として、つまり「売る側」の視点として注目されています。

これは、経営者の高齢化・後継者不足により事業の引継が円滑にできないという問題がクローズアップされてきていることにも起因しています。そこで、今回は『会社引き継ぎの1つの手法としてのM&A』という切り口…

続きを読む
21/05/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
IT用語というのは何かと分かりにくいもので、昨今でもDXやらIoTといった用語が紙面を飾らない日はありません。今日(2021年3月4日付)の紙面にも、エアコンにAIを使って見守りサービスを始めるとか、DXの推進で工場の人手を半分にするといった話がありました。今回はDXとは何か、それが必要になった背景と関連する用語について簡単に解説したいと思います。

■そもそも「DX」とはなんでしょうか?
「DX」とは、デジタルトランスフォーメーション(デジタル改革:Digital transformation)の略で、2004年にスウェーデンのエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念で、「ITの発達が人々の生活をあらゆる面でより良くしていく」というものです。「DX」の定義は明確に定まってお…

続きを読む
21/03/31 21:00 | カテゴリー:, ,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
東京商工リサーチの調査では、2020年の休廃業・解散企業の数は前年度比14.7%増で過去最高の4万9698件になりました。これは、もともと後継者難が課題となる中で、新型コロナウィルス感染拡大が追い打ちとなったためです。また、2021年予測でも休廃業・解散企業の数は5万3000〜5000件になり、これからは先行きが見通せず事業をたたむ「あきらめ型」が増えるとのことです。

診断士の立場としては、「事業継続を!」と言いたいところですが、検討に検討を重ねた結果、残念ながら会社が「廃業」となる場合も多くあります。私もちょうど昨年、祖父、父と2代にわたって経営してきた会社を廃業しましたので、その時の経験をもとに廃業の手順を説明したいと思います。
※ちなみに今回は、数名で経営していた小さな会社を想…

続きを読む
21/02/28 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
(前号より続く)

3.ワークショップの提案

もう1つの提案はワークショップの実施です。前にもお話ししたように、社長一人が空回りして、社員の方たちのモチベーションが上がらないケースです。社長と社員との間にズレが生じ始めています。また本社の他に営業所が地方にあったりすると、社員の間にもズレが生じ、ベクトルを合わせる必要が出てきます。
そのために私はワークショップを提案する事があります。50人規模の会社であれば、6〜9名程度が適切でしょう。3名で2〜3チームができます。
ここで大切なのはファシリテーターの選定と、ゴールの設定です。ファシリテーターは社外の人間が適切です。大企業であれば、社長などの経営陣が参加することは避けますが、中小企業の場合、私はあえてオブザーバーとして出席いただ…

続きを読む
21/01/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.「家業」から、「企業」へ。

 小規模事業者には当てはまらない話だと思いますが、30〜50人規模の社歴も長い会社で、社長一人が空回りしているケースに時々出会うことがあります。業績も停滞状況が続き、どうも社内の空気が澱んでいます。社員の方たちは、“やらされている感”満載で、元気がありません。
 多分10人規模の会社であれば社長個人のリーダーシップで会社は成長していけますが、この規模ぐらいになると、なかなか難しいところです。経営者も、無意識のうちに家業意識が棲みついて、対処方法に困惑されています。プレーヤー意識が強く、どうもマネジメントや社内コミュニケーションを軽く見ているようです。

2.経営ビジョンの再定義を。

 縁あって、そのような会社とお付き合いするとき、私は2つのこ…

続きを読む
20/12/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
 事業承継を考える経営者にとって、親族内に後継者候補がいる場合と、そうでない場合では、悩みが大きく異なります。
 前者は、「どう後継者に継ぐか?どう教育するか?」となり、
 後者は、「誰に継ぐのか?どう継げばいいのか?」という悩みになります。
               
 円滑に親族が事業承継してくれたのは、もはや過去の話。多くの経営者の悩みは、後継者不在です。データを見ても、2025年において70歳以上になる経営者の割合は、60%以上になり、そのうち約半分は後継者未定(後継者が決まっていない…

続きを読む
20/08/31 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
新聞やメディアで、「SDGs」という用語を見聞きする機会が増えています。SDGsは「持続可能な開発目標」の略称で、国連加盟193か国が2030年までに達成を目指す17の目標です。最近の調査によれば、20代以下の若年層で認知度が高まりつつあり、特に学生の45%以上がSDGsを知る時代になりました<sup>(*1)</sup>。中小企業でもSDGsを経営に取り入れ、商品やサービスの開発、社員のモチベーション向上等で成果をあげた事例が知られています。
筆者を含む診断士グループは本年3月、診断協会の調査・研究事業として中小企業のSDGs経営推進をテーマに報告書をまとめました<sup>(*2)</sup>。今回はその中で提唱した「SDGs経営推進フレームワーク」をご紹介します。

 


続きを読む
20/07/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.新しいビジネスのあり方
 新型コロナウイルス感染症の影響で在宅勤務(テレワーク)やTV・Web会議が拡大しビジネスに大きな変化の時を迎えています。この変化にすばやく対応し、ピンチをチャンスに変えていきましょう。

2.新規開拓はなぜ必要か
 過去に大手企業一社に過度に依存し、その企業からの受注が大幅に減り、経営危機に直面した中小企業が数多くありました。一社依存から脱却することが経営の安定と持続的成長への道を切り拓きます。事業のマルチ化、新市場開拓、新規事業発掘に前向きにチャレンジできるかがカギになります。

3.新規販路開拓
 昨秋、都内の展示会に足を運んだ時の話です。展示ブースの説明員が目を輝かせて、「この新製品は異分野の大学の先生と展示会で出会い、新しいビジネスのヒント…

続きを読む
20/06/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
 PDCAサイクルを回すべきだということはなんとなくわかっている。しかし、回せないでいる経営者が非常に多く見られます。意識の問題であるケースもありますが、多くの場合、

   「PDCAサイクルの回し方」

がわからないという場合がほとんどではないでしょうか。コンサルタントは「PDCAサイクルを回しなさい」と助言するものの、具体的にどのような行動をとるべきかということについては「個々の企業で違う」という理由をつけて具体的支援をしなかったりします。それでは、PDCAサイクルは回りません。
 
 
<strong>PDCAが回せていない最も多いケース</strong>

 私がよく聞いているPDCAサイクルが回せていないケースは、

   「年の始めに(または、年度の始めに…

続きを読む
20/05/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当

このページの先頭へ戻る