経営お役立ちコラム
中小企業経営
銀行及びサービサーにて企業再生業務に携わってきた経験より、
小規模企業の企業再生についてまとめました。

さて、一般的に言われる企業再生手法としては私的整理、法的
整理含め、会社分割やM&A、DES/DDS等の金融・法的手法による
BS面のアプローチが主流となっております。しかし、小規模企業
の再生実務を考えた場合、これらの手法を適用するには少々無理が
あるでしょう。そもそもこれらの外科的手法は、中堅中小企業、
金融機関でも大口の融資先を対象としており小規模企業向けの手法
ではないのです。

それでは、小規模企業の再生はどう行うべきか。基本的には
今ある限られた経営資源の中でPLを改善していくことになりますが、
単なる売上改善策では再生は実現しないと考えます。再生企…

続きを読む
14/02/28 05:59 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
事業を行う上で大切な目標の一つは利益を出すことである。
では会社を存続・発展させるために必要な“適正利益”を残すために
何をすればいいのだろうか?ズバリ、その答えは3つしかない。

1.売上拡大を実現する
2.限界利益率を改善する
3.固定費を削減する

この3要素を噛み砕いたものが“SPEC-A”である。
ここでそれぞれの意味を解説したい。

Sales:「売上」をいかに拡大するか
Profit:「利益」をいかに獲得するか
Expense:「経費」をいかにコントロールするか
Cost:「原価」をいかに管理するか
Activate organization:「組織活性化」をいかにして行うか

利益拡大を実現するためには、これらをコントロール、または変革
し…

続きを読む
14/02/01 10:30 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
1.BCPとは?
「BCP(事業継続計画)」の策定とは、災害などの緊急時に行うべき行動や、
緊急時に備えて平常時に行うべき行動をあらかじめ整理し取り決めておくことです。
単なる災害対策ではなく、被災後に事業をどう継続させるかについての計画です。
たとえば、緊急事態に遭遇した時に、社長は適切な対応がとれるかもしれません。
しかし、社長が指示をだせない状況になったときに企業として対応がとれる
でしょうか? BCPは、企業のボトルネックを解消しようとする取り組みでもあり、
通常期の経営で考えるべき項目のひとつです。
ただ、起こるかどうかはっきりしないものに対しての計画となるため、
まずは身の丈にあった実現可能なBCPを策定し、それを積み重ねて行くと
よいでしょう。資金を必要とす…

続きを読む
13/09/30 21:28 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
(1)知的資産経営報告書とは何か

最近、「知的資産経営報告書」なるものを眼にすることが増えて
います。しかし、そもそも、“知的資産”とは何なのでしょうか。
経済産業省等のホームページによれば、知的資産とは知的財産(権)
を含む広い概念であるとし、具体的には、知的財産(権)に加えて、
例えば、人的資産、組織力、経営理念、顧客とのネットワーク、
技能等を含むとしています。そして「知的資産経営報告書」作成の
効果のひとつとして、金融機関との良好な関係維持をあげています。
とするならば、多くの小規模企業にとっての課題であるポスト
金融円滑法対策ツールとして使えないものでしょうか。
そこで、「知的資産経営報告書」の活用について、述べてみます。

(2)知的資産経営報告書活用…

続きを読む
13/08/31 08:30 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
実例をもとに再構成したストーリーでお届けする3回シリーズ。
最終回の今回は財務戦略で悩んでいる創業期の社長の事例です。

◆ 法人税ってこんなに払うの?

C社は都内の私鉄沿線に3店舗を展開する独立系の弁当店チェーン
です。2年前に開店した1号店が約半年で軌道に乗り、その後
2号店、3号店を次々と開店しました。年商は1年目の3千万円から、
2年目の今年度は1億円に迫る勢いで急成長しています。

社長のJ氏の悩み事はC社の唯一の役員である自分の役員報酬です。
決算月を迎えて、税理士に仮決算を出してもらったところ、法人税
を約300万円納めなければならないという結果になりました。
J社長にとっては初めての経験です。こんなに多額の税金を納め
なければいけないのなら、もっ…

続きを読む
13/01/27 11:44 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
実例をもとに再構成したストーリーでお届けする3回シリーズ。
第2回の今回はIT導入で悩んでいる創業期の社長の事例です。

◆ IT化できるはずだが

B社はハウスクリーニングを主としつつも、お客様から寄せられる
さまざまな相談に応じて、壁紙やふすまの張り替え、各種塗装、
塀の修繕、廃品整理から小規模なリフォームまで請負っており、
いわば「ホームサービスのなんでも屋さん」です。創業わずか2年目
にして従業員6名、年商8千万円に届こうかという、成長中の会社です。
社長のH氏の今の相談事は、パソコンやインターネットをもっと
活用して仕事を効率化できないかということです。

(1)一日4~5件の案件が常に同時進行し、次々に例外処理が
発生する中、状況をH社長自身が的確に把…

続きを読む
13/01/13 01:09 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
経営者の最も重要な役割は「経営」をすることではありません。
「ビジネス」をすることです。このことは、特に創業期から成長期
にかけての企業において最もあてはまります。

このテーマで、実在の企業の事例をもとに再構成したストーリーを、
今回から3回にわたってお届けします。
第1回の今回は「人の活かし方」で悩んでいる社長の事例です。

◆ 夜型クリエーターの時間管理は

A社は創業2年目のウェブ制作会社です。社長のF氏は、大手広告
代理店から独立した、優秀なグラフィックデザイナーです。独立後、
F社長の才覚で大口の受注も獲得し、業務が急拡大しています。
従業員も10名を超えて増え続けています。
今までA社では、給与規定もきちんとせずにきましたが、そろそろ
いろいろな不…

続きを読む
12/12/23 09:47 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
今回は3回の連載の最終回です。「経営者の意思決定のポイント」
として私なりに重要と感じている3つのポイントの内のひとつで
ある「投資判断の考え方」について述べさせていただきます。
経営者は常に判断することが必要です。その中でも投資という事業
を成長させる一方、キャッシュアウトさせるリスクも伴う判断を行う
必要があります。このテーマは、投資というリスクを伴う意思決定
を経営者が行う上でポイントを理解していただく内容となっています。
このコラムを読んで皆様のひとつの参考又は中小企業診断士として
活用できる一助となれば幸せです。

今回投資判断というテーマを取り上げた理由について説明します。
私が勤めてきた会社は1部上場企業で規模も大きく、1案件の投資額
も億単位で行われて…

続きを読む
12/01/23 06:39 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
今回は3回の連載の2回目です。「経営者の意思決定のポイント」
として私なりに重要と感じている3つのポイントのひとつである
「数値に基づく意思決定」について述べさせていただきます。

このテーマは、経営者が企業内部の意思決定・管理活動を行う
材料として、貨幣単位(数値)で表示した情報である管理会計の
重要性を過去の失敗例を交えて理解していただく内容となっています。
このコラムを読んで皆様のひとつの参考又は中小企業診断士として
活用できる一助となれば幸せです。

(1)管理会計の怖さ

今回のテーマを管理会計とさせていただいた理由についてご説明
させていただきます。私は、製造業会社(以下、B社といいます。)
の事業管理部門に所属していました。その時私が主に担当していた…

続きを読む
12/01/08 17:33 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
今回から3回の連載で「経営者の意思決定のポイント」として
私なりに重要と感じている3つのポイント、「外部リソースの活用
の意思決定」、「数値に基づく意思決定」、「投資の意思決定」
について述べさせていただきます。このコラムを読んで皆様の
ひとつの参考又は中小企業診断士として活用できる一助となれば
幸せです。

第1回は「アウトソーシングと内製化の見極め」です。このテーマは、
日本企業を取り巻く経営環境が国内消費の低迷や円高による輸出の
低迷など厳しい状況になっております。経営者としては経営資源を
より有効に活用することが必要となっている中、内部と外部の
リソースを上手く使いわけることの重要性を理解していただく
内容となっています。

なぜこのテーマを取り上げたかと…

続きを読む
11/12/19 00:35 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行

城南支部メールマガジン
我々城南支部では、経営コラムを毎月発信するメールマガジン「経営ねっとわーくマガジン」を発行しております。城南地区の各区の情報や当支部員他が執筆する経営に関する情報、ノウハウなどを掲載しています。ぜひ、ご覧下さい。

購読のお申し込み
ご購読の申し込みはこちらからどうぞ。


このページの先頭へ戻る