経営お役立ちコラム
経営のヒント!
今回は3回の連載の2回目です。「経営者の意思決定のポイント」
として私なりに重要と感じている3つのポイントのひとつである
「数値に基づく意思決定」について述べさせていただきます。

このテーマは、経営者が企業内部の意思決定・管理活動を行う
材料として、貨幣単位(数値)で表示した情報である管理会計の
重要性を過去の失敗例を交えて理解していただく内容となっています。
このコラムを読んで皆様のひとつの参考又は中小企業診断士として
活用できる一助となれば幸せです。

(1)管理会計の怖さ

今回のテーマを管理会計とさせていただいた理由についてご説明
させていただきます。私は、製造業会社(以下、B社といいます。)
の事業管理部門に所属していました。その時私が主に担当していた…

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12/01/08 17:33 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
今回から3回の連載で「経営者の意思決定のポイント」として
私なりに重要と感じている3つのポイント、「外部リソースの活用
の意思決定」、「数値に基づく意思決定」、「投資の意思決定」
について述べさせていただきます。このコラムを読んで皆様の
ひとつの参考又は中小企業診断士として活用できる一助となれば
幸せです。

第1回は「アウトソーシングと内製化の見極め」です。このテーマは、
日本企業を取り巻く経営環境が国内消費の低迷や円高による輸出の
低迷など厳しい状況になっております。経営者としては経営資源を
より有効に活用することが必要となっている中、内部と外部の
リソースを上手く使いわけることの重要性を理解していただく
内容となっています。

なぜこのテーマを取り上げたかと…

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11/12/19 00:35 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
第1回、第2回目のコラムで格付会社が提供する格付の概要と、
格付を取得した際のメリットなどについて紹介してきました。

最終回(第3回目)となる今回のコラムでは、R&I中堅企業格付
を例に具体的な格付の取得方法について記載します。
実際に取得を考えられる中小企業にとって本コラムが良い道しるべ
になれば幸いです。

(1)申し込み受付窓口は、R&Iの提携金融機関

格付の取得をしたいと思ったらまずは、R&Iの提携金融機関
(具体的な提携金融機関については第2回目のコラムを参照ください。)
に問い合わせをしてください。申し込みは、提携金融機関経由で
R&Iへ申し込みをすることになります。
日ごろ付き合いのある金融機関が提携金融機関の場合…

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11/12/05 00:16 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
前回は、中小企業向け格付サービスがスタートしていることを
紹介致しました。 今回は、もう少し具体的に、「中小企業者向け
格付を取得して何か意味があるの?」という点と、「各格付会社は
どのような内容のサービスを提供しているの?」という点について
ご紹介致します。

1.中小企業者が格付を取得するメリット

中小企業白書によると起業後の課題は、(1)質の高い人材の確保、
(2)資金調達、(3)販売先の確保の順となっています。この
ような課題は、上場をすれば解決できる可能性が高いのですが、
上場すると、課題解決と引き換えに、内部管理強化によるコストの
負担増加や、不本意な買収にあう可能性が出てくる等のデメリット
が出てきます。 上場という手段以外で、(1)~(3)のような…

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11/11/21 01:43 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
1.そもそも「格付」って何?

格付と聞いて、「日本国債が格下だとかいうニュースを耳にした
ことはあるけど、まぁ中小企業には直接関係ないんじゃないの?」
というイメージをお持ちではないでしょうか?それもそのはずです。
日本全国に200万社を超える株式会社がある中、格付を取得して
いる会社は700社弱しかありません。しかもいずれも有名な大企業
ばかりです。格付を取得している会社はほんの一握りに過ぎないと
言えます。「格付なんて良く知らない」というのが一般的な認識か
と思います。

格付は、元本や利息の支払いが契約通りに行われないリスクを
簡単な符号・記号(AAAやAA等)として表現するものです。
この符号は信用リスクを考える上での共通言語的な役割を
担っています。中…

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11/11/07 04:22 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
“クラウド”―「意味は分からないけど言葉だけは良く聞く」
そんなイメージをお持ちではないでしょうか。コンピューターに
詳しい社員に聞いても仮想化、SaaS、SOA…意味不明な言葉ばかりで
聞けば聞くほど分からなくなる。「中小企業にはクラウドなんて
関係ない!」と思わず怒鳴りそうな経営者や経営幹部の方々、
少しだけ待って下さい。「予算ゼロから始める情報活用最前線」
の最終回は”クラウド編“です。

【結局、クラウドって何なの?】

クラウドを一言で説明すると「インターネット経由でクラウド
事業者が提供するシステム(ソフトウェアやハードウェア)を
共同で利用すること」です。
会計ソフトを例にして説明します。従来は会計ソフトを利用する
には、経理部一人ひとりのパソコンに…

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11/10/23 12:23 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
巷ではiPhone5(アイフォン)がauから発売との報道が大きな
話題となっています。“スマートフォン”は一部のデジタルマニアの
ものではなく、20代~30代の男性では3割以上が所有する身近な
デジタル機器となっています。そこで今回は、「そもそもスマート
フォンは携帯電話と何が違うのか?」「スマートフォンはビジネスの
役に立つのか?」といった疑問をお持ちの経営者や経営幹部に
分かりやすく解説いたします。

【スマートフォンと携帯電話の違い】

スマートフォンは一言で言うと“携帯電話とノートパソコンの
中間の存在“です。携帯電話の音声通話機能だけでなく、ノート
パソコンのようにゲームやビジネスソフトといったアプリケーション
(以下、「アプリ」)を追加することで、様々な…

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11/10/10 05:18 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
“情報活用=難しい言葉ばかりで分からない”、“情報活用=莫大
なお金がかかる“と考えて情報活用に手を出せない経営者や経営幹部
に送る全3回のコラム「予算ゼロから始める情報活用最前線」。
第1回は”ツイッター編“です。

【ツイッターでつぶやくのは子供の遊び?】

新聞やテレビで“ツイッター(Twitter)”という言葉を最近よく
聞くけれど使ったことは無い、という経営者の方々も多いと思います。
「ましてやビジネスに使うなんて…」そう考えられるのも無理は
ありません。ツイッターが日本に現れて普及し始めたのが2009年
の中頃であり、まだ2年しか経っていないからです。また、ツイッター
を始める動機も「友達が使っているから」「好きなアーティストが
つぶやいているから(=発…

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11/09/26 05:50 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
「商いの基は商品なり」この言葉は本社から出向してある会社の
社長となり、一世を風靡するまで有名にしたパンチェーン店の社長
の言葉です。

その社長が私ども小売業の社長を兼務していた時に常に言われて
いた言葉です。最初はどういう意味かよく分かりませんでしたが、
毎週毎週、会議でお話を聞き、また、売場で実行していく中で徐々
にですが理解できるようになりました。口で言うのは簡単ですが、
なかなか行動に移すには難しいですね。

小売業を営んでいく中でやらなければならないこと、また、同業
他社の様子から流れに乗り遅れまいとやっていること、すべきこと
が多すぎて何からすべきか、よく分からない、となっていませんか?
売場は清掃が行き届き清潔感があるか、商品はきちんと並べられて


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11/09/12 06:03 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
小売業におけるクレームは、商品上のクレーム、接客応対上の
クレーム、店内におけるパブリックスペースで発生したクレームの
3種類に分類できますでしょうか。いずれにおきましてもクレーム
を受けるのは嫌なものです。書店に行きクレームに関する書籍を
探しますと、そのほとんどは「クレームは情報の宝庫」や「クレーム
で売り上げを伸ばす」などクレームを前向きにとらえ商売に活かす、
的な内容が多く見受けられます。本当にそれだけでしょうか?

これからお話することは私がある大規模小売店の店頭に立ち、
あるいはお客様相談室長として様々なクレームを受けてきた立場から
クレームの実態と、適切に対処するには何が必要かを私なりに感じた
ことをお話ししていきたいと思います。

●クレーム対応の基…

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11/08/29 06:39 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行

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