経営お役立ちコラム
読みもの
 キャッシュフロー計算書(CF計算書)は、貸借対照表(BS)・損益計算書(PL)と合わせて財務3表と呼ばれます。
 BS・PLと比較するとやや存在感は低いかもしれませんが、実はその期の会社の打ち手を知ることのできる「魔法の杖」と言えるほど情報量の多い表となっています。最初に、CF計算書の見方を説明します。

1.CF計算書の見方

 正式なCF計算書は、文字ばかりでどこを見ればよいかわかりません。ここでは、全体感を把握するため、チェックするべき点は最小限にします。
 具体的には、「小計」と記載してある営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローの3つの数字を確認してください。

 (1)営業CFとは、まさに会社の本業での稼ぎを表します。
    損益の要…

続きを読む
15/08/31 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
1 高年齢者雇用の現状

(1)高年齢者を取り巻く状況

我が国では、世界に類を見ない速度で高齢化が進み、国立社会保障・人口問題研究所
「日本の将来推計人口」によると、2030年(平成42年)には、総人口の約3人に1人が
65歳以上の高齢者になることが見込まれている一方で、若い世代が減少することが
予測されることから、いわゆる生産年齢人口(15歳~64歳)は減少し、同年には総人口
の58.5%になる見込みです。
少子高齢化の進行による労働力の減少に対処するためにも、高年齢者が持っている
能力をしっかりと発揮できるような「生涯現役社会」の実現が望まれています。
このため、「高年齢者雇用安定法」では、65歳までの安定した雇用を確保するための
措置(高年齢者雇用確保措置)の…

続きを読む
15/06/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
 我が国の経済社会が持続的に発展していくために、仕事と生活の調和が求められて
きています。
そこで、「多様な働き方が選択できる社会の取組み」や「健康で豊かな生活のための
社会の取組み」について紹介します。


1.仕事と生活の調和

(1)我が国の就業状況の現状
 我が国は、経済のグローバル化が進行し、企業間競争の激化や産業構造の変化に伴い、
非正規社員の増加と、正規社員の長時間労働が拡大しています。
 現在、勤労者世帯の過半数が共働き世帯となっていますが、働き方や子育て支援など
の社会インフラは未整備のままで、仕事と子育て・介護の両立の難しさから
女性や高年齢者などの多様な人材を活用することができない状況が続いています。

(2)ワーク・ライフ・バランスの必要…

続きを読む
15/05/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.メンタルヘルスの概要

(1)労働者の心の健康に関する現状
 厚生労働省の労働健康状況調査(平成24年)によりますと、仕事において強い不安、
悩み、ストレスを感じている労働者は約6割に上がっています。精神障害を発症、
あるいは自殺したとしての労災認定が近年増加して、社会的関心を集めています。

(2)メンタルヘルス対策の重要性
 経済のグローバル化など経済情勢の悪化の影響により、心の健康面において労働者を
取り巻く状況は、今後一段と厳しさを増すことが予想され、企業において、より積極的に
心の健康の保持増進(メンタルヘルス対策)を図ることが重要な課題となっています。
また、企業には労働者への安全配慮義務(労働契約法第5条など)が課せられており、
リスク管理としての健…

続きを読む
15/04/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
IT活用、IT投資といえば、どんなイメージでしょうか?
「大がかりなシステム導入は大変そう」
「どのくらい役立つのかよくわからない」
ITを小さく具体的に捉え、効果のあるIT活用の方法を紹介します。

1.IT活用の範囲

活用する範囲を小さく捉えることをお勧めします。発注・生産・納品を一括管理するシステムといった大きな範囲の取り組みも大切ですが、もっと範囲を小さく捉えたIT活用も効果的です。「日報を紙で書く」のではなく、「Excelを利用する」といった範囲です。このような「小さなIT活用」でも十分に効果があります。
「小さなIT活用」を行うために、日常の業務で「面倒だ」、「こうできれば便利なのに」ということを見つけてください。「日報を紙で書いているから、早く見たいのに、すぐ…

続きを読む
15/03/31 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.クラウドソーシングとは

 近年、ITを活用した新しい人材調達の仕組みともいえる、「クラウドソーシング」が注目されている。
クラウドソーシングとは、インターネット上の不特定多数の人々に仕事を発注することにより、自社で不足する経営資源を補うことができる人材調達の仕組みである。発注する仕事の種類は、幅広い。一例を挙げると、ウェブ開発、ウェブデザイン、記事ブログ作成、ロゴ・イラスト作成、翻訳等がある。

2.クラウドソ-シングサイト

以下に、日本の主なクラウドソ-シングサイトを紹介する。

(1)汎用型

 汎用型は、幅広い仕事を取り扱う。代表的なサイトとしては、2008年に創業した老舗のランサーズ(http://www.lancers.jp/)や2014年12月に東証…

続きを読む
15/02/28 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
 「マーケティング」とは、一言で表すと「売れる仕組みづくり」であり、製品開発や想定顧客の選定、流通経路の設定、販売促進の実施等、その範囲はとても広いものです。そこで今回は中小企業の方に向け、既に販売する商品・製品が決まっていて、それをどのように他社と差別化して販売するかに主眼をおいてお話しします。

1.自社の商品・製品の『価値』を整理する

 お客様が本当に欲しいものは、「商品」そのものではなく、「商品を使うことによって起こるよいこと」をご理解ください。例えば口紅が欲しい人は、口紅そのものが欲しいのではなく、口紅を塗ることによって「顔色がよく見える」「美しく見える」ことを期待している、ということです。つまり商品の『価値』とは、お客様の望む「よいこと」「嬉しい」を引き出したり、「困っ…

続きを読む
15/01/31 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
「経営革新」という言葉を聞いたことはありませんか。
中小企業診断士は、経営革新の相談に乗ることもあります。
経営革新とはどのようなことを指すのか
Q&A方式で見ていきましょう。


Q:経営革新とは、具体的には何を意味するのですか。

A:経営革新とは、毎年、同じ営業・生産を繰り返すのではなく、
企業を取り囲む環境変化などに対応して経営のスタイルを変えていくことです。
つまり、(1)自社の現状や課題を見極めたい(2)自社の業績をアップさせたい
(3)自社の経営の向上を図りたい場合に、経営革新への取り組みを勧めます。



Q:具体的には、どのように進めればいいのですか。

A:まず、自社の事業の現状や課題の見極め、経営目標を明確にしましょう。
また、業界や…

続きを読む
14/12/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.新商品開発は簡単?

「新商品開発は、簡単!」ってなかなか聞いたことがありません。
一から新商品を作り上げていく産みの苦しみは、並大抵なことではない一方で、「好きこそものの上手なれ」なのか、思いのほか、すんなり行くこともあります。

とはいえ、すんなり出来たからと言って、それが良く売れるかは、また別問題です。今回は、”商品開発”を8つのステップで整理して進める方法をご紹介します。

2.新商品開発の8つのステップ

(1)アイデアの創出

ゼロから立ち上げていく場合には、アイデアの創出に本当に苦労します。ブレインストーミングは、最も有名で良く使われる方法です。複数人でアイデアを出し合い、紙やホワイトボードに書き出します。荒唐無稽でも否定せず、どんどん出していくことが…

続きを読む
14/09/30 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
・社長!こんなことでお困りではありませんか?
・「受身体質の社員が多い!」「言われたことしかしない!」
「気が利かない!」「前向きな提案がない!」「社内に活気がない」
「後を任せられない」「売上が停滞している!」
“社内をもっと活性化させたい”“社員の活力を引き出したい”……等々。

・人材の育成・運用問題で、苦慮していませんか?
そんな多くの社長様の悩みに応える~人材の育成及びその運用術~について、4つの留意すべき成功要因をご提示いたします。事業運営の指針として取入れ、実行されることをおすすめします。
テーマは、「自律」と「リーダーシップ」です。

1.社員が成長する“生き活き”とした組織を創る。“自律する人材”の育成が肝要です。

「モノは作れば売れる」というよう…

続きを読む
14/08/31 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当

このページの先頭へ戻る