経営お役立ちコラム
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昨今、健康経営への関心が高まっています。昨年から東京証券取引所は経済産業省と共同で、「健康経営銘柄」制度を開始し、今年は昨年より3社多い25社を選定しています。制度設定時には、選定銘柄の10年間の株価収益率は市場全体を50%上回ると、健康経営の効果も公表されています。

健康経営のメリットとして、(1)欠勤の減少、メンタルヘルス改善を通したモチベーション向上等による生産性アップ、(2)健康増進による医療費などの費用節減、(3)社員やその家族など市民の生活環境の改善に貢献する企業としてブランドイメージ向上、などが挙げられます。

 

健康経営の発祥国、アメリカでは実証と研究が進んでいます。例えば、アブセンティーイズム(疾病により欠勤している状態)よりも、目に見えにくいプ…

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16/05/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
3.見せるのは、俺の背中ではなく、未来への希望

「俺の背中を見ろ」が成功していた時代は、「俺」が会社の指針として機能していました。しかし、社員に任せて成長をする場合には、新たな指針が必要です。指針がないと社員がバラバラに活動しやすく、組織力は高まりません。

 

部長:「今の時代、俺の背中を見ろというやり方に限界が来ているじゃないか?」

私:「はい、そうですね。見せるのであれば、背中ではなく未来への希望です」

部長:「未来への希望?」

 

「俺の背中を見ろ」というのは、「この人についていけば大丈夫」という安心を与えていました。しかし変化が激しい時代では、その安心が揺らいでいるのです。

 

「この人についていって…

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16/04/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
2.飲みニケーションの参加率の低さに悩む管理職へのアドバイス

「飲みニケーションに誘っても人が来ないんです」

ため息混じりに困惑した表情で悩みを打ち明ける50代の女性管理職。コミュニケーションを増やして、組織を活性化したいと考えているのに、リーダーとしてどうしたら良いのかわからない。

前回のコラムで、繋がりは2016年度のテーマであると伝えました。今回は、どうやって繋がりを深めるかをお伝えします。

会社が成長するには、社員間の繋がりはとても重要です。繋がりが強いほど、お互いの強みを活かし弱みを補完し合うことが可能です。有名な経営学者のドラッカーは、次のように述べています。

「組織の目的は、人の強みを生産に結び付け、人の弱みを中和することである」

 …

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16/03/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
「あ~、どうして俺の言っていることができない社員ばかりなんだ~」

「何も言わなくても勝手にやってくれる、もっと優秀な社員はいないのか~」

とお悩みのあなたへ。

このコラムは「社員に任せて、成長会社になる方法」を書いたコラムです。

「そんなこと言っても、うちの社員では無理だよ」と思うのもわかります。

私もそう考えていた時期がありました。親切・丁寧に1から10を伝えたにも関わらず、「どうしてそうなるの?」と怒りを感じ、相手を委縮させてしまったこともあります。

これから、3回のコラムを通して、社員が変わる秘訣をお伝えします。社員が変わり、会社が変わり、あなたは次のステージに上がることができます。あなただけでなく、社員も会社も成長することができます。大袈裟に聞こえ…

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16/02/29 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
経営者にとって最も大切な経営資源は、ご自身そして従業員の健康です。心身共に健康であれば、モチベーション向上・能率アップ・的確な意思決定等、経営にとってプラスに作用しますし、逆に体調不良や過剰なストレスがあれば、通常業務にも支障を来たすことが懸念されます。『健康経営』即ち『従業員の心身の健康を企業の競争力の源泉と捉え、企業として戦略的かつ積極的に従業員の健康増進に取り組むこと』が最近注目されています。貴社の今年の新しい経営目標に加えられては如何でしょうか。

『健康経営』は、生産性のアップ、医療費等のコスト削減、企業イメージ向上、従業員定着率の向上等多くのメリットがあり、追加コストもかかりません。また、だれもが関心の深い健康管理を経営目標に取り入れることで、共通の話題となり社内コミュニケー…

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16/01/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
多くの社長が頭を抱えている悩みに「リーダー育成」があります。
「大きな仕事を任せることができる社員がいない」
「リーダーがチームを纏めることができない」といった嘆きの声を聞きます。
リーダー育成の教育は、時間もお金も手間もかかります。会社の将来を考えれば、
最重要課題と頭では理解していても手が回らないのが実情でしょう。
リーダー研修やセミナーは星の数ほどあります。
数十万円の費用がかかる合宿形式の研修も珍しくありません。
それほど企業は、リーダーを必要としているのです。中でも未経験の案件に対して、
メンバーを率いて遂行するプロジェクトリーダーは引く手あまたです。
ただし、プロジェクトリーダーには高いスキルが要求されがちです。
リーダーシップ、コミュニケーション能力、ビジネ…

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15/12/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
 本屋でビジネス書籍のコーナーを歩いていると「外資系コンサルが書いた◯◯◯の
スライド作成術」という表紙を目にします。商品の提案をするときのスライド表現
テクニックを纏めた本です。書籍のタイトルにはマッキンゼー、BCG、アクセン
チュアといった名立たる外資系コンサルの社名が掲げられています。数枚のスライド
だけで数千万円~数億円の仕事を受注するイメージがあるためでしょう。
私も10年以上、外資系コンサルと呼ばれていました。若手の時は提案書に使うスライド
作成の納期に追われ、徹夜も日常茶飯事でした。1秒でも作成速度を上げるために、
マウスは一切使わずキーボードのみで操作する技術も習得させられました。入社して
5年も経つと、お客様が唸るスライドを短時間で作成する「スライド製造マシ…

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15/11/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
「うちもスマートフォンでのマーケティングを始めましょう!」
「システムが老朽化しているので刷新しないと限界です・・・」
社長のもとにはシステム開発の要望や売込みが途絶えることはありません。
システムという言葉を聞くだけで敬遠して、部下に一任する場面も多く見られます。
社長は経営の専門化であって、技術者ではないので当然かも知れません。
「何でこんなに金がかかるんだ!」と怒鳴りたくなる気持ちを抑えて
開始したシステム開発なのに、納期は延期し、追加費用が発生するという散々な状況に陥る
場合もあります。システム開発は物品調達とは異なります。期待されたモノが
予定通りの期日に納品できるとは限りません。遅延や失敗の理由は開発会社の力量、
発注担当者の経験不足など実に様々です。
では社…

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15/10/31 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
 キャッシュフロー計算書(CF計算書)は、貸借対照表(BS)・損益計算書(PL)と合わせて財務3表と呼ばれます。
 BS・PLと比較するとやや存在感は低いかもしれませんが、実はその期の会社の打ち手を知ることのできる「魔法の杖」と言えるほど情報量の多い表となっています。最初に、CF計算書の見方を説明します。

1.CF計算書の見方

 正式なCF計算書は、文字ばかりでどこを見ればよいかわかりません。ここでは、全体感を把握するため、チェックするべき点は最小限にします。
 具体的には、「小計」と記載してある営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローの3つの数字を確認してください。

 (1)営業CFとは、まさに会社の本業での稼ぎを表します。
    損益の要…

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15/08/31 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
1 高年齢者雇用の現状

(1)高年齢者を取り巻く状況

我が国では、世界に類を見ない速度で高齢化が進み、国立社会保障・人口問題研究所
「日本の将来推計人口」によると、2030年(平成42年)には、総人口の約3人に1人が
65歳以上の高齢者になることが見込まれている一方で、若い世代が減少することが
予測されることから、いわゆる生産年齢人口(15歳~64歳)は減少し、同年には総人口
の58.5%になる見込みです。
少子高齢化の進行による労働力の減少に対処するためにも、高年齢者が持っている
能力をしっかりと発揮できるような「生涯現役社会」の実現が望まれています。
このため、「高年齢者雇用安定法」では、65歳までの安定した雇用を確保するための
措置(高年齢者雇用確保措置)の…

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15/06/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当

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