経営お役立ちコラム
中小企業経営
1.新しいビジネスのあり方
 新型コロナウイルス感染症の影響で在宅勤務(テレワーク)やTV・Web会議が拡大しビジネスに大きな変化の時を迎えています。この変化にすばやく対応し、ピンチをチャンスに変えていきましょう。

2.新規開拓はなぜ必要か
 過去に大手企業一社に過度に依存し、その企業からの受注が大幅に減り、経営危機に直面した中小企業が数多くありました。一社依存から脱却することが経営の安定と持続的成長への道を切り拓きます。事業のマルチ化、新市場開拓、新規事業発掘に前向きにチャレンジできるかがカギになります。

3.新規販路開拓
 昨秋、都内の展示会に足を運んだ時の話です。展示ブースの説明員が目を輝かせて、「この新製品は異分野の大学の先生と展示会で出会い、新しいビジネスのヒント…

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20/06/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
 PDCAサイクルを回すべきだということはなんとなくわかっている。しかし、回せないでいる経営者が非常に多く見られます。意識の問題であるケースもありますが、多くの場合、

   「PDCAサイクルの回し方」

がわからないという場合がほとんどではないでしょうか。コンサルタントは「PDCAサイクルを回しなさい」と助言するものの、具体的にどのような行動をとるべきかということについては「個々の企業で違う」という理由をつけて具体的支援をしなかったりします。それでは、PDCAサイクルは回りません。
 
 
<strong>PDCAが回せていない最も多いケース</strong>

 私がよく聞いているPDCAサイクルが回せていないケースは、

   「年の始めに(または、年度の始めに…

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20/05/31 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.ダイバーシティ経営の必要性

 ダイバーシティとは、多様性を指します。ダイバーシティ経営が必要な理由は、大きく2点が挙げられます。1点目は人材不足の解決策として、2点目は変化が激しい市場ニーズへの対応策として活用できるためです。

2.中小企業におけるこれまでのダイバーシティ

 近年ダイバーシティ経営は、重要視されるようになってきましたが、中小企業においては、以前から「ダイバーシティ経営」は進められてきたというのが筆者の認識です。
 一般に、大学や大学院の新卒者は、大企業志向が多いかと思います。一方、中小企業は、大企業や中小企業での勤務を経験した後、中途で入社するケースや、高校や専門学校卒業者が新卒入社するケース、パートタイマーや家族労働者、外国人労働者や研修生の受け入れ…

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20/04/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.はじめに
意思決定とは、複数の選択肢の中からひとつを選び取り物事を決める行為です。ビジネスと社会生活のステージは意思決定の連続です。意思決定の優劣を判断するには、①業績の予想・予測、②合理的な意思決定ステップを踏んでいるかのプロセス評価といった2つの物差しが必要です。

業績の予想・予測は、科学的な観点からよりも複数の企業または事業の成功、市場動向等の観察から導かれることが多い。予想・予測の成就が起こりやすい意思決定とは、管理者・従業員・協力者が共感し、高い取り組み意欲を発揮できるような意思決定です。プロセス評価とは、意思決定のステップが結果(ビジネスでは業績の推移、社会生活では個々の現況)にどう影響したかの検討をすることです。

意思決定は仕事の終わりではなく、むしろ始まりで…

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20/02/29 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.初めに

 経営の現場で長年コンサルテイングをしていますが、当然ながら様々な場面に直面します。そこでいつも気になっている経営者としての言葉の使い方についてお話ししたいと思います。

 最近、政治家による「心ない言葉」が世の顰蹙を買っていますが、ご本人は当たり前のことをしゃべっていると思っているようです。いったい何が悪い?と。しかし、マスコミに取り上げられ大騒ぎしています。そして国会議員としての資格がない!いや、本人の資質の問題だ!・・・と世間はなかなか厳しいです。

2.経営トップの禁句

 ところでこれと同じようなことが企業内でも行われています。特に自社の業績が厳しいときです。トップは、つい社員の前で不用意な発言(敢えてトップの禁句とします)をしてしまことがあります。正…

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19/12/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.はじめに
 前回に続き、下町に3代続く石材店「寺内石材店(石貫)」の家族、「寺内貫太郎一家」(初回放送1974年TBSテレビ)を想定モデルとして事業承継を考えていきます。家族は、主人公兼会社経営者、実母、妻、長女、長男(後継者と想定)です。前回で事業承継については、4代目となる長男に、企業の知的資産を引き継ぎつつ、将来展望の経営デザインを親子で描くことになり目途がつきました。そして、今回は個人資産の承継として相続準備を進めます。

2.遺書と遺言
 相続準備として遺言を作成している割合が少ないのが実状であり、まだまだ活用されていません。家族の仲良いから相続は問題ないということや、自分が亡くなったあとは話し合えばいいということをよく聞きます。確かに問題のない場合も多いですが、親族内…

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19/09/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.はじめに
 下町に3代続く石材店「寺内石材店(石貫)」。頑固な親父である会社経営者は気に入らないことがあるとすぐにちゃぶ台をひっくり返すようなワンマンですが、気が優しくどこか憎めないところがあります。ピンときた方もいらっしゃると思いますが、昭和の有名なドラマ「寺内貫太郎一家」(初回放送1974年TBSテレビ)の設定です。都内の中小企業を描いたホームドラマであり、家族や老い、街のつながりなどが描かれています。
 これから、2回に渡り、「寺内石材店」を想定モデルケースとして、事業承継における知的資産経営の活用、遺言の活用について、令和の時代に置き換えて考察します。
 石材店の人物関係(かっこ内は出演者名)は、主人公兼会社経営者(小林亜星さん)、実母(樹木希林さん)、妻(加藤治子さん)、…

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19/08/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
<前編のおさらい>
 ジオラマ(立体模型)を全て手作りで制作しているD社は、マンパワー不足に陥っていました。その品質は伝統工芸品の域までに達していましたたが、制作に時間を要するため営業活動に時間がさけず、お客様に品質を理解してもらえないことも増えてきました。その結果、価格競争に巻き込まれ失注も増えてきました。
 中小企業診断士(以下、診断士)として、D社の高い品質という強みを生かすため、都道府県から工芸品として表彰を受け、客観的評価を得て差別化をすること、それをHPやマスコミを使って広告宣伝を行い営業活動とすることを提案しましたが、D社のM社長からの反発は予想以上に強いものでした。

5.M社長への懸念への説明
・商工会議所や振興公社などは中小企業を助けるものです。最初は敷居が高く…

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19/07/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.はじめに
 小規模事業者は経営資源、特にマンパワーの制限から折角良いアイデアでも諦めざるを得ないものが多いと感じています。我々診断士の支援の多くが、経営革新計画や経営力向上計画などの経営計画立案や補助金(助成金)申請などに留まっていないだろうか、マンパワーの不足に対しもっと直接的に支援できないだろうかと前々から私は考えていました。
 現在支援中のD社は営業拡販の一環として表彰制度を使い差別化し宣伝することで売上・利益率向上を目指しています。小規模事業者からの視点を含めた表彰制度の活用と診断士としてのその支援内容につき2回に分けて紹介致します。

2.D社の状況
 D社はジオラマ(立体模型)の制作を行っている個人事業主です。今年で開業10年になります。社長一人であり他に従業員はい…

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19/06/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
はじめに
 社員は社長の言動や行動を見ています。社長もやっているのだから、自分も少しぐらいやってもいいじゃないか、と社員が考え始めることは会社経営にとって、大きなリスクとなります。前回は社長の「お金に関連した公私混同」を題材に、社長ご自身のミニマムコンプライアンスの大切さをお話しました。今回は、社員にも横領など不正行為をさせない、社長としての社員管理術についてお話しします。

(1)社員管理のポイント
 経理はベテラン一人にずっと任せている、事務所の机にはいつも現金が入った金庫がある、営業マンの出張費・交通費は数ヶ月後にいつもまとめて精算している、このような事例に思い当たることがありませんか?社員管理のポイントは2つあります。一点目は、社員に不正行為をさせないルールや仕組みづくりです…

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19/04/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当

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