経営お役立ちコラム
人事、人材活用
このところのコロナ禍で「テレワーク」「リモートワーク」「ワーケーション」と言った言葉を最近よく耳にするようになりました。いずれも、働き方改革の一つとして以前からあった言葉でしたが、コロナにより密を控える状況が出てきたためにこれらの導入が大手を中心に一気に進んだ感じがあります。

1.テレワークとリモートワークの違い

テレワーク(telework)とリモートワークは会社の仕事を会社以外のところで行うこととして同じ意味で使われることが多いのですが、厳密にはその定義は少し異なります。

◆テレワーク(tele=離れている場所 + work=働く)

実は1980年代より使われている言葉で、総務省により「テレワークとは ICT と呼ばれる情報通信技術を活用し、場所や時間を有効に活用…

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21/04/30 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
 新型コロナウィルス感染症は、日常の生活のあり方、働き方に大きな影響を与えました。2020年11月上旬時点で、春先に比べると落ち着いてきたとはいえ、まだまだ予断を許さない状況です。長期的には収束することが予測されますが、テレワークなどの働き方改革の推進はコロナ収束後も重要な課題となるでしょう。そこで今回は、「エンゲージメント」に着目し、Withコロナ時代の会社と従業員の関係性を考えます。

1.働き方の変化による効果と課題

 新型コロナウィルス感染症の影響で、働き方は大きく変化しました。テレワークの浸透をはじめ、時差出勤や輪番出勤なども当たり前になってきました。特に話題が集まったテレワークに着目すると、厚生労働省の「テレワーク総合ポータルサイト」には、テレワークの効果として「業務生…

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20/11/30 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
1 トラブル発生の状況
 ご承知の通り、昨今は、企業の大小を問わず、人手不足に見舞われております。特に中小企業の経営者は、企業の存続にかかわるところでもあり、死活問題であると思います。このような弱みに目をつけた業者が、ハローワークの情報をもとに、電話やFAXで「◯日間は無料で掲載します」と、求人情報サイトへの情報掲載を勧誘し、申込書(小さい字や裏面に無料期間終了の一定日前に解約しなければ1年間自動更新、掲載料金を請求すると記載があることが多い)に記名押印して提出を求められ、期間経過後(3週間程度が多い)に、突然1年分の掲載料金(数十万円程度の払えそうな金額が多い)を請求されるトラブルが続出しています。弊職のもとにも、この1年間で建設、飲食、ホテル、清掃など色々な職種での相談があり…

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20/01/31 00:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
 働き方改革法が20年4月から中小企業にも適用され始めますが、“業務を効率化して有休取得を、残業削減を”という取り組みについて、人材育成につなげるヒントをご提案します。

1.にわとりが先か、卵が先かではなく…

 人材育成は直近の売上に結びつくことが見えにくいので、後回しにされ、重要だけど緊急ではない経営課題になりがちです。人手不足を解消して売上が上がったら、人材育成に取り組もうとしているのが、多くの企業の実態ではないかと思います。

 一方で、18年度の中小企業白書199ページ【第2-3-23図 過去3年間の営業利益の推移別に見た従業員に対する人材育成・能力開発の方針】(※1)からは、営業利益の出ている会社ほど人材育成に取り組んでいる実態が読み取れます。社員が育って売上・利益…

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19/10/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
少子高齢化が進む中、人手不足が大きな問題となっています。その一方で高年齢者雇用安定法の改正や、年金制度への先行き不安から働き続けたいと考えるシニア層は増えており、その活用は中小企業にとっても重要な経営課題です。今回はシニア人材の採用と動機づけのために企業が必要な手立てについて考えてみます。

○働きやすい環境を整備する
まず採用のために必要なのは、高齢者が働きやすい勤務条件や環境の整備です。シニア人材の採用に成功している企業には、以下のような特徴があります。

■業務が細分化され短時間勤務が可能である
■身体に配慮した勤務環境が整っている
■作業依頼や指示方法が分かりやすい

具体例でみましょう。青果卸売業者A社(北海道)では、春~秋にかけて人手のかかる青果物の梱包・搬送作…

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18/09/30 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
経営課題に「人材不足」を挙げる中小企業経営者が増加している現在、各業務の生産性向上や新しく入社した従業員の早期戦力化がますます重要視されています。
従来の現場オペレーション研修は、文書化したマニュアルとOJT等による先輩従業員からの指導がほとんどでしたが、近年は「動画マニュアル」を作成する企業が増加しています。動画マニュアルにはこれまでの文書マニュアルにない数多くの利点が導入促進の理由となっています。

■動画マニュアルの利点

1. 文章・画像では伝えきれない情報を正確に伝達
質感や色の変化、音、作業のタイミングなど、文章や写真では伝わりにくい作業の細部を伝えられることが、動画マニュアルのもっともすぐれた点です。職人の技術は文章で表現しにくく伝承が難しいと言われていますが、動画…

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18/07/31 21:00 | カテゴリー: | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.はじめに
 先月の前編では、(1)人材不足の深刻化により、人材育成が急務となっていること、(2)資格取得支援を通じた人材育成を行うことによる中小企業側のメリット、(3)同じく従業員側のメリットについて、ご紹介しました。
今月の後編では、資格取得支援制度を導入する際のポイントについて、具体的にご説明してまいります。なお、以下でご紹介する制度は、「業務に必須の資格として、会社が取得を義務づけるもの」ではなく、「業務に関連する資格として、従業員が自らの意思で取得をするもの」を前提としております。

2.資格取得支援制度を導入する際のポイント
 本項では、実際に資格取得支援制度を導入する際のポイントについて、ご説明します。また、導入済みの制度が形骸化している場合に、よく生じている要因に…

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17/10/31 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.人手不足の深刻化で人材育成が急務に
企業の人手不足が深刻化しています。最近でも、8月29日発表の7月分有効求人倍率が1.52倍となり、43年ぶりの高水準であるというニュースが報じられました。また、帝国データバンクが8月24日に発表した調査でも、中小企業の43.7%が、正社員が不足していると回答しています。
 こうした中、新規採用が難しい中小企業では、A)現在の従業員の能力を最大限に発揮する、B)現在の従業員の満足度を向上させ離職を防ぐ、という2点が重要となり、これらを実現するための人材育成をどう行うかが課題となっています。

2.中小企業にとっての、資格取得支援を通じた人材育成のメリット
 一般に人材育成というと、OJTが中心となりますが、OJTは業務そのものであり、従業員の満…

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17/09/30 21:00 | カテゴリー:,  | 投稿者:広報部 コラム 担当
1.ワークショップとは?

近年、ワークショップは新しい学びのスタイルとして学校の授業
や企業研修などに取り入れられています。講義など一方的に知識を
伝達するのではなく、参加者同士が語り合い、また共同で何かを創る
活動を通して、気づきや学びを得るのがワークショップです。
社会には様々な情報が溢れ、人々が持つ価値観は多様化しています。
このような中でも社会が発展し続けるためには、人々がお互いの
価値観を認め、理解し合うことが必要になります。ワークショップは
このような相互の認知と理解を促進する場でもあるのです。

社会の縮図である企業でも同じような問題が起こっています。
顧客ニーズを把握することの難しさや組織における世代間の
コミュニケーションギャップなど、情報の氾濫…

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13/12/01 07:15 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行
今回は、コーチングの要素として3番目に重要な「認める力」に
ついて解説します。

【認める力とは】

コーチングでは、「人間の可能性は無限」という前提条件を置いて
います。その可能性をうまく引き出してやるのがコーチングです。
その中で、「認める力」は、「聴く力」「問う力」に続き、3番目に
重要なものです。「認める」という言葉の語源は、「見(る)」と
「とめる」です。つまり、「認める」というのは、「相手のことを見て、
心にとめる」ということなのです。

上司が部下を動かそうとする時には、通常は「命令する」という
形を採ると思います。確かに、上司には組織から与えられた権限が
ありますから、上司の命令は聞かなくてはなりません。しかし、
「命令」だけですと、部下は理屈で…

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13/03/10 10:01 | カテゴリー: | 投稿者:椎木忠行

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