各種報告
2019年城南支部会員アンケート結果報告

2019年9月に、2017年に続く第2回目の会員アンケートを実施しました。回答は363名と全会員中約40%もの多くの方にご協力いただきました。ありがとうございました。今後、支部運営に活かしていきます。

以下内容について結果報告させていただきます。

>全項目資料:2019城南支部アンケート結果報告書(HP)

・アンケート期間 2019/9/1~2019/9/30

・回答者数 363件(2017年度:275件 カッコ内は以下同じ)

なお、回答の中には複数選択を含む

 

  1. 前回調査との主な比較項目

(1)城南支部の満足度

・城南支部に対する満足度 平均6.12 (5.55) 約0.6ポイント上昇した。

・満足度についての特徴は、最も満足度が低い“1”の回答割合が5% (12%)であり
7ポイント改善している。昨年来の種々の取組が良い評価に繋がっていると考えられる。

(2)回答者の診断士登録年数

3年未満が最多28.7%(23.7%)であり、前回比+5%と大幅に上昇。回答数増加の要因であるとともに、初回更新を迎えていない会員の支部活動への関心が深まっていることが考えられる。

(3)回答者の独立診断士、企業内診断士割合

・企業内診断士割合は全体の51.5%(50.2%)とほぼ変わらないが、内訳は副業可について22.6%(12.7%)と大幅に上昇した。

(4)過去に参加したことがあるイベントや取組・事業

・会員部、能力開発推進部主催が多いことは前回と変わらないが、青年部主催イベントへの参加者が10.6%(6.8%)と増加した。若手会員の参画意欲と青年部創設効果が考察できる。

(5)新設してほしい研究会やそのテーマ

・前回調査では、事業承継、事業再生が多く、その研究会が発足する背景となった。

・今回調査では、3件以上の回答では、SDGs4件、創業関係3件、副業3件となっている。企業が持つ課題への対応意識や働き方改革の影響などが見てとれる。

(6)診断士資格の活用

・独立開業(既にしている方を含む)が、44.6%(33.7%)と増加、一方、勤務先での活用が、7.4%(19.7%)と減少している。企業内診断士において副業可が増えて独立志向が強まっていることがわかる。

(7)部活動への参加

活動したいが部員としては難しい会員が43名(27名)と、部会活動に関心を持つ会員が増加。うち、サポーターであればやってみたい会員が29名(13名)と増加している。

(8)専門家データベースの登録状況

登録状況は60.1%(55.6%)と4.5%増加した。

(9)城南支部ホームページの閲覧状況

よく見る・たまに見る会員の合計は、52.6%(47.7%)と4.9%増加した。

 

2.アンケートから見る城南支部の状況

(1)前回と今回において大きな変わりがない特徴

・城南支部に期待することは、スキルアップ機会の提供59.5%(53.0%)、仕事の提供・あっせん56.7%(57.0%と、上位を占めている。スキルアップ機会の提供の内容としては独立するためのスキルがトップである。実践的な取り組みへの期待が高いことがわかる。

・仕事の提供・あっせんにおいては、事業計画策定35.8%(33.0%)、創業支援30.5%(20.1%)、補助金支援29.5%(25.4%)、事業承継26.1%(26.1%)、販路開拓23.9%(24.0%)と上位の要望は変わりない。

・城南支部の特徴への質問に対しては、城南コンサル塾が行われている48.2%(38.1%)、研究会活動が行われている26.1%(28.0%と、上位を占めている。期待への質問を反映している結果であり、「実践の城南」を表している。

(2)前回と変化が見られる状況

主に以下4点について、前回と比べてアンケート結果において変化が見られる。

登録3年目未満の診断士参加増加

・回答数の増加および、青年部主催イベントへの参加増加

副業可の企業内診断士の増加

・企業内における働き方改革浸透に伴い、副業可が進展

独立志向の増加

・診断士資格活用において独立開業(既存、今後)の回答が増加。人生100年時代といわれる中、独立して資格を活用しようという志向が高まっている。

部活動(サポーター)への参加意欲

・部活動において、サポーターであればやってみたい会員が増加。これまで時間が中々捻出できなかった企業内診断士において、働き方改革の進展により時間の活用ができるようになったことと考えられる。

 

3.城南支部の更なる満足度向上への対応

  1. 中小企業等支援の推進
  2. 城南支部に期待することについて、「仕事の提供・あっせん」という回答が前回、今回とも多い。前回のアンケート結果を受けて、支部では「職域開拓プロジェクト」を立ちあげて、取り組んでいる。内容として、「事業計画策定」、「創業支援」、「補助金支援」、「事業承継」、「販路開拓」の順に、仕事を要望する声が高く、引き続き、アンケート結果を反映する業務を検討していくことが重要である。
  3. 会員の実践能力の向上および活動機会の拡充
  4. 会員からは「スキルアップの機会の提供」という声が多くあり、自己のスキルを高めていきたいという志向が見てとれる。中でも、独立志向の高まりから、より実践的なスキル習得ニーズが高まっている。内容は、仕事の提供・あっせんと多く連動しており、「独立するための診断スキル・営業スキル」「事業承継」「事業計画策定」「販路開拓」「創業支援」「補助金支援」の順となっている。自由意見では、ベテランからスキルを学びたいというような声もあり、ベテランのスキルを活かした交流など実践能力のより一層の向上を図っていくことが大事である。
    支部セミナーや研究会活動において、会員ニーズに反映した内容の検討が重要である。また、活動機会という点では、イベント、セミナーやホームページ等を利用して、よりオープンでフラットな情報提供をしていくことが大事である。

(3)会員活動の活性化推進

登録3年未満の会員からのアンケート回答が増え、部活動への関心についても高まっている。支部では、前回アンケート結果を反映する形での「支部活性化プロジェクト」を取り組み、プロジェクトメンバーの意見を採り入れて活動を行っている。「城南博覧会」の開催など、新たな取り組みについても積極的にチャレンジしてきたことの一定の成果と考えられる。引き続き、会員視点を大事に、ベテランから若手まで実践的で魅力ある城南支部を志向して、一層の活性化を図っていきたい。

併せて、今後も定期的にアンケートを実施して、会員ニーズの把握に努めて、支部運営に活かしていく方針である。

以上

19/11/17 21:10 | 投稿者:川居宗則

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