一般社団法人　東京都中小企業診断士協会　城南支部

１．開催日時：6月10日（木）18:30～20:30

２．開催場所：オンライン会議（ZOOM）

３．参加者数：３５名

４．内容

１）幹事会からの連絡・新入会員紹介／近況シェア（田邊・清野会員）
　
　・新規勉強会チームの発足について
　　→新規会員を対象した勉強会チームが3チーム発足しました。
　　 8月に2チーム、9月に1チームそれぞれから発表していただきます。

　　※勉強会チームはM&Aの経験が少ない会員が集まり毎月勉強会を開き、
　　　M&Aについて知識を深め、その成果を定例会で発表することを目的にしています。
　　　過去に2チームが結成され、それぞれ研究テーマを発表しました。

２）特別企画：実録 買い手サイドのアドバイザーに就いちゃいました！
　　　　　　　　　　　　　　　　～ なにをしたらいいでしょうか！？（佐藤勇樹会員）
　
　　今回は特別企画として、佐藤会員から買い手サイドのアドバイザーに就いた体験談を
　語っていただきました。M&Aの経験が豊富でない佐藤会員が、案件を受注できた要因として、
　日頃からM&Aについて積極的に学んでいることはもちろんこと、当研究会に所属していることで、
　研究会の仲間からの協力が得られるという安心感のもと、普段からスモールM&Aに関する支援が
　できることを積極的に周囲にアピールしており、それが今回の受注につながったということでした。
　　実際に依頼者から話があった後は、当研究会の代表の田邊会員に相談することで、依頼者への
　確認事項や提案内容が明確になり、受注につながったとのことでした。
　やりたくてもなかなかM&Aに携われない人が多い中、佐藤会員の積極的な姿勢は参考・刺激になり
　自分も「M&Aの支援できます！」とアピールしていこうと思った会員も多かったと思います。

　　佐藤会員の発表の後には、田邊会員から今回の事例に関する補足説明とバイサイドM&Aの
　重要性や注意点などの説明があり、さらに理解を深めることができました。
　
３）業種特化チームの発表
　業種特化チームは、業界におけるM&A事例を研究しアウトプットすることを目的に結成されました。
（IT業界、印刷業界、広告業界、介護福祉業界、食品製造業界、電機業界、美容業界、etc.）
　また、案件を見つけ、実際にM&A業務に携わっていくことも計画しています。

　【過去の発表実績】
　　2021年4月：印刷業界チーム、介護福祉業界チーム
　　2021年5月：美容業界チーム、食品製造業界チーム
　
　本日は、下記のチームから発表がありました。

　電機業界研究チーム（安田・曽根・山本会員）
　　研究チームのメンバーから下記の内容で発表がありました。
　
　　1.各業界のサプライチェーン
　　　- セットメーカー業界
　　　- 半導体業界
　　　- 液晶ディスプレイ業界
　　2.電機業界：スモールM&Aの可能性
　
　　まずは、各業界の概況やトレンドを踏まえたうえで、サプライチェーンにおいてスモールM&Aの
　対象となる可能性のあるプレイヤーについて説明がありました。次に、中小企業のM&A買い手
　ニーズについて6タイプに分けて紹介がありました。図解や例示が豊富であったため、ニーズ・目的
（強みの強化、多角化など）がとても分かりやすく、他の業界においても活用できると感じました。
　　最後に、業界のスモールM&Aの可能性と診断士としての支援について説明がありました。
　電気製品は構成部品が多岐に渡ることから、関与する中小企業も幅広いが、経営者・従業員の高齢化や
　海外の廉価な製品に押されて、厳しい状況の事業者が多く、スモールM&Aも増えていくことが見込ま
　れるとのことでした。電機業界は専門的な用語も多く、普通の診断士では取っ付き難い業種ではありま
　すが、今回の発表チームでもサポート可能ということなので、研究会の仲間がいるという安心感のもと
　広く案件を探しにいきたいと改めて思いました。
　
　
　特定の会員からの発表や情報提供という形ではなく、
　全員が主体的に参加することを前提にしている当研究会だからこその内容の濃い定例会となりました。
　
４）研究会の今後について
　今後のスケジュールについて共有しました。

　　7月8日（木）：スモールM＆Aアドバイザーの始め方（田邊会員）
　　8月2日（月）：勉強会チームの発表（2チーム）
　　9月9日（木）：業種特化チームの発表（広告業界）／勉強会チームの発表
　 10月7日（木）：テーマ未定
　 11月8日（月）：テーマ未定
　 12月2日（木）：テーマ未定

５）告知
　今回は特にありません