1)幹事会からの連絡・近況シェア(田邊・木下会員)
・2021年春のオンラインオープンセミナーの開催報告
【タイトル】
「スモールM&Aと中小企業診断士について考える」
【4月8日の開催報告】
約10名の方が参加され、実施したアンケートの結果も満足度が高いセミナーとなりました。
4名の方が本日の定例会にも参加してくれました。
2)業種特化チームの発表
業種特化チームは、業界におけるM&A事例を研究しアウトプットすることを目的に結成されました。
(IT業界、印刷業界、広告業界、介護福祉業界、食品製造業界、電機業界、美容業界、ものづくり業界)
具体的には、統計データ収集・マッチングサイトの案件分析・実際にM&Aした人へのインタビュー・
ネット調査などを行い、業界内におけるM&Aのガイドライン(M&Aのときに注目すべき経営指標、
DDのポイント、買い手売り手に準備させる資料一覧など)を作成することをゴールとしています。
また、案件を見つけ実際にM&A業務に携わっていくことも計画しています。
本日は、業種特化チームの発表として下記の2チームから発表がありました。
(1)介護福祉業界研究チームの発表(田邊・河原会員)
研究チームのメンバーから下記の内容で発表がありました。
■ 障がい福祉
1.障がい福祉の世界
2.障がい者区分、支援、1日の流れ(住まい・お仕事のサービス)
3.障がい福祉サービス事業者のM&A(マッチングサイト、案件数など)
4.障がい者グループホームの見るべきポイント
■ 介護(デイサービス)M&Aの現状
1.デイサービスとは
2.M&Aの現状
3.デイサービスM&Aのポイント
一言で「介護福祉」と言ってもその内容を見てみると、介護については認定区分が詳細に分かれてお
り、障がいについても身体・知的・精神と違いがあるとのこと、そして、それぞれが受けるサービス
や使用する施設が多岐に渡るため事業所の種類も多く、結果M&Aの場合においては見るべき
ポイント・留意点が多くなるように感じました。
コロナの影響や慢性的な人手不足により、経営状況が厳しい事業所も多くなっていることから、
事業集約のニーズが高まっていると考えられ、そういったニーズに応えるためにもM&Aによる
支援は社会的にも意義があるものだと感じました。
(2)印刷業界研究チームの発表(大橋・久保田・納塚・清野会員)
研究チームのメンバーから下記の内容で発表がありました。
1.印刷業界の市場動向
2.M&Aマッチングサイトの売り案件について
3.M&Aマッチングサイトの買い手ニーズについて
4.買い手企業の生の声
5.成約・不成約の定性的な違いについて
6.総括
斜陽産業にもかかわらず売り案件が出ていない理由や成約案件のポイントが紹介され、
課題は後継者不足に悩む印刷業界に対して、どのように情報を伝え支援していくかとのことでした。
今後、自分の周りに印刷業の社長で困っている方がいた場合、まずはこのチームに声をかければ、
しっかり対応してくれるではと感じました。
特定の会員からの発表や情報提供という形ではなく、
全員が主体的に参加することを前提にしている当研究会だからこその内容の濃い定例会となりました。
3)研究会の今後について
今後のスケジュールについて共有しました。
5月13日(木):業種特化チームの発表(美容業界、食品製造業界)
6月10日(木):業種特化チームの発表(電機業界、1チーム)
7月8日(木):業種特化チームの発表(未定)
4)告知
今回は特にありません
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