各種報告
チームコンサル研究会 2023年9月

日時 9月27日(水)18:30〜20:00
開催場所 品川区中小企業センター小講習室
参加者数 8人

テーマ
「もと財務の素人が理解してきた財務の見方について」 関根清一 会員

テーマ・内容
財務を理解していくには決算書をどう読むかから始まります。
決算書は、税務署、金融機関、株主、自社、役所で使われます。何に決算書を使うかで、決算書が複数になることもあります。
中小企業の決算書は税務署向けの税務会計がメインですが、それでは企業の実態が把握できないことがあります。
そこで、BSで回収可能性が低い売掛金や滞留棚卸資産などを減額したものが実態BSになります。
実態BSで見ると、借方の資産が貸方の負債+資本よりも小さく、債務超過と見られるケースがあります。
資産、負債の勘定科目ごとに補正を行うポイントを解説します。

実態BS作成の理解のために、債務者区分、債務償還年数、正常運転資金、企業価値・事業価値・株主価値、経常運転資金、中小企業特性を絡めて説明します。
BS/PLと法人税別表の関係についても簡単に触れます。

また、バブル崩壊以降の金融行政の動きを捉えることにより、事業性評価やリレーショナルバンキング、伴走型支援、それに関わる民法改正についての流れを捉えることが必要です。

質疑では、財務・管理・税務会計の違いや修正の実際などについての議論がなされました。

23/09/28 14:54 | 投稿者:関根清一

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