各種報告
チームコンサル研究会 2023年10月

日時 10月25日(水)18:30〜20:00
開催場所 品川区中小企業センター小講習室
参加者数 13人

テーマ:
「伏龍鳳雛としての中小企業診断士:企業内診断士のキャリア志向とその活用方法を中心として」
遠原 智文 神奈川大学 経済学部 教授
遠原先生は中小企業診断士について研究をされています。

内容:
診断士の現状と課題として、診断士の多くを占める大企業に所属する民間企業診断士の活用があります。
講師は、兵庫県中小企業診断協会のHRM研究会が会員対象に行ったアンケートの設計、分析を行いました。
診断士のキャリア選択の判断基準には、診断士全体では純粋挑戦志向、社会貢献、独立志向がみられます。プロコンは独立志向、社会貢献をキャリアの判断基準とする人の満足度が高く、企業内では課題挑戦の方の満足度が高くなっています。
また、企業内診断士のうち、社会貢献、起業志向を判断基準とする方々は現在の仕事と処遇に満足していません。年収の多寡が専門能力発揮の機会よりも職務満足に大きく影響しています。
企業内診断士の活用方法として、独立志向の方々は、地方の中小企業での副業を通じた起業(独立)があります。また、非独立志向の方々は、社内公募制の推進や専門知識を社内の職務とリンクさせることが考えられます。

なお、下記の論文を参考にしてください。
遠原智文・前田卓雄(2021)『企業内診断士の適材適所』,『福岡大学商学論議』,66(3)
https://fukuoka-u.repo.nii.ac.jp/records/5380

23/10/26 13:10 | 投稿者:関根清一

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