一般社団法人　東京都中小企業診断士協会　城南支部

7月7日（水）、サイボウズ株式会社　雲岡純司氏を講師にお迎えし、診断士のIT化入門セミナーがオンラインで開催されました。セミナーは3部で構成され、まずDXを中心に5Gやクラウド、APIやEAI（Application Programming Interface、Enterprise Application Integration…異なるシステム間のデータをスムーズに連携するしくみ）など、最新の技術動向についてご紹介いただきました。長引くコロナ禍のなか、オンラインはもはや付加価値ではなく、リアルの方がレアツールになってきたというお言葉を実感しています。
次に経営戦略とITの関係について、以前は人事・財務・営業・開発など各機能戦略のひとつであったITが、現在は各戦略に何らかの形で関与し全体戦略を横断的にカバーするため、診断士もデジタルを理解する必要があるとのお話をいただきました。
最後に、プログラム言語をコーディングすることなくアプリケーションを開発するノーコード・ローコードについて、ノーコードツールのひとつであるkintoneの実演を交えてご紹介いただきました。自身も中小企業のIT部門に勤務していますが、ノーコード・ローコードツールに触れる機会が多くなっています。当日は約150名が参加したことからも、多くの方々が関心を持っていることがわかります。そしてセミナーの内容もさることながら、オンラインセミナーにおける進行や資料のプレゼン方法なども、非常に参考になりました。

城南支部　石田正和　ishida.bati@gmail.com