日時:2023年9月1日(金)18時30分~20時00分
場所:品川区大崎1-11-1 南部労政会館 第3講義室
出席:合計13名
演題:「東京信用保証協会における事業承継支援のご案内」
講師:東京都信用保証協会 経営支援部 経営支援課 事業承継サポートセンター
上席課長代理 田辺誠一郎様 上席課長代理 小林大祐様
内容:
1. 事業承継サポートデスクの業務内容
2. 支援制度の内容(①承継一般(都制度)、②持株承継(全国制度)、承継個人(都制度)他)
3. 4事例の紹介
所感:
コロナが落ち着いて、相談件数は21年度440件→22年度520件、今期も前期同月比2割増でニーズは増えているとのこと。都新興公社の助成金の要件として保証協会の専門家派遣が入ったことも要因の一つとのことだった。
承継一般(都制度)と持株承継(全国制度)の内容と利用ケースの説明を受けた。持株承継制度は融資期間が15年と承継一般制度の10年より長いものの、利用シーンが限定される点は使いにくいと学んだ。
承継する個人が株式を取得するための資金も承継個人(都制度)で借りられることも知った。事業承継で大きな課題となることの多い借入金への経営者保証の解除を目的として制度が3つもあることが分かった。要件が分かりにくいので注意が必要。
4つの事例については、①M&A、②従業員承継、③親族承継への役員退職慰労金の活用、④専門家派遣による事業承継計画策定で経営者保証を外して従業員承継を実現した事例、と各々特徴があった。特に③④は手法がとても参考になった。