各種報告
事業承継実務研究会_2023年11月例会報告

日時:2023年11月6日(月)18時30分~20時00分
場所:品川区大崎1-11-1 南部労政会館 第3講義室
出席:合計16名
演題:「老舗飲食店の第三者承継」
講師:納塚大講師(城南支部会員、事業承継士)

内容:
1. 自己紹介
2. 承継者の希望条件
3. 事業承継に必要な書類
4. 事業の引継ぎへ
5. 支援者の報酬
6. 質疑応答、議論

所感:
納塚講師は、城南コンサル塾で事業承継士資格の存在を知り、事業承継関連の知識を身に付けるため同資格を取得された。
本実の事例は創業50年を超えるラーメン店の第三者への承継。社長は2代目、67歳。株券発行、取締役会設置会社。社長は2代目で現場に立ってはいないとのこと。
買手候補として番組制作会社が当事者同士で予め決まっていた。買手は、業界的に40代以降の社員は頭が固くなってきて使い難いとされており、該当する社員に他に働く場を提供したかった、との買収理由は意表をついた。本件のきっかけは両社の社長が飲み友達、そして番組制作会社の社長が納塚講師と知り合いだったとの経緯も参考になった。
仲介者とFAの違いとして、仲介者になる場合のありそうな前提は、①売手が買手とのコミュニケーションを重視する、②売手/買手の事業規模が小さく片方では単独で支援者への手数料を支払う余力が乏しい場合に有効、との支援者としての判断の基準が分かったのも良かった。

23/11/06 19:22 | 投稿者:牧田和泰

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