各種報告
スモールM&A研究会 2021年9月開催報告

1.開催日時:9月9日(木)18:30~20:30

2.開催場所:オンライン会議(ZOOM)

3.参加者数:33名

4.内容

1)幹事会からの連絡・新入会員紹介/近況シェア(田邊代表・清野会員)

・新規正会員について
→9月より1名の方が加入、本日のスポット参加2名
 
2)勉強会チームの発表
勉強会チームはM&Aの経験が少ない会員が毎月集まって勉強会を開き、
M&Aについて知識を深めていくことを目的に結成されました。
過去に4チームからの発表実績があり、本日は下記のチームから発表がありました。

勉強会チームの発表(下池・高橋(佑)・久保・松村会員)
 『M&Aの成功/失敗事例から得られる教訓』
  勉強会チームのメンバーから下記の内容で発表がありました。
 
 ・下池会員:「国内企業とのM&A成功事例」
 ・高橋会員:「国内企業とのM&A失敗事例」
 ・久保会員:「海外企業とのM&A失敗事例」
 ・松村会員:「海外企業とのM&A成功事例」
  
  教訓として、国内企業においては「外注業務の内製化」を目的としたM&Aでメリットが大きく、
 情報秘密保持の重要性を十分認識できていないことによる失敗が多いとのことでした。
  また、海外企業においては、不振事業からの撤退をM&Aを使ってスムーズに行うことが出来れば
 それも成功であり、「M&Aありき」のあいまいな目的でリスクの楽観的バイアスがかかると
 失敗が多いという事例と教訓が紹介されました。
 失敗しないためにも、まずはリスク対策・秘密保持が重要であると感じました。

3)業種特化チームの発表
 業種特化チームは、業界におけるM&A事例を研究しアウトプットすることを目的に結成されました。
(IT業界、印刷業界、広告業界、介護福祉業界、食品製造業界、電機業界、美容業界、etc.)
 また、案件を見つけ、実際にM&A業務に携わっていくことも計画しています。

 【過去の発表実績】
  2021年4月:印刷業界チーム、介護福祉業界チーム
  2021年5月:美容業界チーム、食品製造業界チーム
  2021年6月:電機業界研究チーム

 本日は、下記のチームから発表がありました。

 広告業界研究チーム(磯島・原口・盛澤)
 『コンサル化するIT/広告業界のM&A実態』
   
  1.磯島会員:「広告業界の基礎知識と現状」
  2.原口会員:「ネット広告のM&A動向」
  3.盛澤会員:「IT企業売却の実態」
 
  広告代理業においては、単に広告コンテンツを作成するだけでなく、
 テクノロジーの進化により広告出稿がしやすくなり中小企業でも広告出稿の可能性が
 増大することが予想され、それに伴い広告代理業の「コンサル化」の流れが進むとのことでした。
  また、M&Aにおいて、インターネット広告の業界再編が加速し、総合広告代理店はM&Aにより
 ネット広告事業を強化しているので、中小ネット広告会社は大手企業への事業売却も重要な選択肢
 になり、そのうえで売り手が仲介者に「期待するポイント」も紹介されました。
 
 
 特定の会員からの発表や情報提供という形ではなく、
 全員が主体的に参加することを前提にしている当研究会だからこその内容の濃い定例会となりました。
 
 
4)研究会の今後について
今後のスケジュールについて共有しました。

10月7日(木):「事業承継・引継ぎ補助金」に関する情報提供、M&Aケーススタディ
11月8日(月):業種特化チームの発表、事例紹介(宗教法人)
12月2日(木):業種特化チームの発表、勉強会チームの発表
 
 
5)告知
今回は特にありません

21/09/25 14:48 | 投稿者:伊藤 一彦

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