１．テーマ
「多様性と変化の国インドネシア」
講師：金子啓達会員

２．内容
インドネシアを理解するには、2本の補助線が有効である。1本は多様性である。同国は300を超えるエスニック集団で構成され300から500の言語が存在する。宗教も多彩である。住民票はイスラム、カトリック、プロテスタント、ヒンズー、仏教、儒教の記載が定められている。二本目の補助線は変化である。経済成長によって中間層が拡大し、宗教の復活、デジタル化が進む。
国際監査法人プライスウォーターハウスによると2050年にはインドネシアのGDPは中国、インド、アメリカに次いで世界第4位に躍進すると予測する。ちなみに日本のGDPは第8位である。インドネシアは日本の支援を受ける途上国から対等なパートナーシップ国へと成長している。
今回の発表では、インドネシアを2本の補助線を通じで見直すとともに、同国の経済成長の様子を俯瞰してみたい。