2004/05/31発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  経営ねっとわーくマガジン − 中小企業診断協会 東京支部 城南支会発行                                 第33刊 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 今月の目次 ● 【 1 】 今月の特集について 【 2 】 環境経営に役立つコラム      ◆環境経営へのステップ〜環境報告書〜      ◆中小企業の環境経営システム〜エコアクション21〜 【 3 】 城南ホームページ改訂情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 1 】 今月の特集について ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  今月は当会の環境関係の専門家に執筆をしてもらいました。今日では、経営戦略 に環境はITとともになくてはならない考えになっています。ぜひ、読者の方々にも 環境について、再度、認識を新たにしてもらうため、この企画を立ててみました。  皆さんの参考になれば、幸いです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 2 】 環境経営に役立つコラム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆環境経営へのステップ〜環境報告書〜 (担当:奥村元会員)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  環境報告書を発行する企業が増えてきた。環境省の「環境にやさしい企業行動調 査」(http://www.env.go.jp/policy/j-hiroba/kigyo/)によれば、平成14年度上 場会社の34.0%、非上場会社の12.2%が環境報告書を発行している。政府は「循環型 社会形成推進基本計画」において上場企業の約50%、従業員500名以上の非上場会社 の約30%が環境報告書を公表することを目標として掲げている。  また中小企業向け環境経営システム「エコアクション21(環境活動評価プログ ラム)2004年度版」http://www.env.go.jp/policy/j-hiroba/PRG/の認証・登録制度 の中でも「環境活動レポート」の作成、公表を求めている。今後も企業に環境に関 する情報の公表を求める流れは一層強まっていくだろう。  環境報告書作成に必要な手順を考えてみる。第一に、企業がどれだけの環境負荷 を与えているかを把握する。網羅的に実施しようとすると大変かもしれないが、企 業の業態によって重要視すべき環境負荷はおおよそ決まってくる。  第二に、その環境負荷を低減するための目標と実施すべきことを考え、実際に実 施していることを書く。これらにはそれぞれ「エコアクション21」の「環境への 負荷・環境への取組の自己チェックシート」の項目を参考にすると良いだろう。  環境経営というと、お金ばかりかかると考える企業が多い。しかし省エネルギー や廃棄物削減の為の努力は、あるところまでは経済的な利益を得ることが出来る。 環境報告書で効果が上がっていることを公表したいのであれば(動機付けとするの もねらいの一つだが)、上記の第一、第二のステップを早めに実施することが望ま れる。様々な取組みを実施しても効果が年度集計に現れるのには、少なくとも一年 がかかるからである。  今後実施していくことを目標に掲げる場合でも第一のステップは欠かせないだろ う。いざデータを集計しようとしても、あらかじめ準備していないと簡単に集計で きない項目もある。またうっかり法令違反をしているということもある。まずは、 「エコアクション21」と「環境報告書ガイドライン(2003年度版)」 (http://www.env.go.jp/policy/report/h15-05/を手に入れてみよう。 ◆中小企業の環境経営システム〜エコアクション21〜 (担当:大川隆司会員)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  中小企業向け環境経営システムの認証登録制度化が進みつつある。循環型社会の 構築に向けて、事業者は規模や業種を問わず積極的な環境への取組が期待されてい る。  背景とシステムの特徴を紹介する。 ○環境への取組が取引の条件になりつつある  事業者の環境への取組や環境経営システムの構築を、取引の条件の一つとするサ プライチェーンのグリーン化の動きが、大手企業を中心に拡大しつつある。 ○環境への取組は事業者自身にもメリットがある  環境経営の基本は、省資源、省エネルギー、廃棄物削減に取組むことと、その取 組の状況に関する情報を社会に報告し、説明責任を果たしていくことである。この ような取組は、社会からの信頼を勝ち得て業績を伸ばしていくことと、事業におけ る生産性を向上させることに繋がり、事業者自身にも大きなメリットがある。 ○中小企業向け環境経営システム「エコアクション21」の特徴  エコアクション21は、中小事業者における環境への取組を促進するため、環境省 が策定し、その普及を進めてきたものである。中小事業者等でも容易に取り組める 環境経営システムであり、環境への取組を効果的・効率的に実施するため、取組み やすい環境経営システムのあり方をガイドラインとして規定している。また、環境 活動レポートの作成と公表を必須の要素として規定している。  エコアクション21は、  (1)環境への負荷の自己チェックの手引き  (2)環境への取組の自己チェックの手引き  (3)環境経営システムガイドライン  (4)環境活動レポートガイドライン の4つのパートにより構成されている。 出典:エコアクション21    (環境経営システム・環境活動レポートガイドライン)2004年度版 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 3 】 城南ホームページ改訂情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  先月,城南支会のホームページをリニューアルしました。城南支会で行っている 中小企業診断士向けの情報についてもホームページでお知らせすることにいたしま した。診断士以外の方にもぜひご覧いただいて,診断士の活動に興味を持っていた だければ幸いです。  ●城南支会のホームページはこちら→http://www.mmjp.or.jp/RMC-JOHNAN/ 「研修部予定」(5月7日更新)  城南支会研修部の6月の予定を掲載しました。 「診断支援の活動状況」(5月10日更新)  城南支会が行政機関や民間団体,個人事業主等から依頼を受け,支会員を推薦 した実績をお知らせしています。今回平成16年3月度分を掲載しました。 「診断部」(5月13日)  城南支会診断部の6月の予定を掲載しました。                                   以上 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 編集後記 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  既に台風などがやってきていますね。もう半月もすると梅雨の季節ですが、そ の先取りでしょうか。それとも自然がおかしくなっている? 環境大事ですね。  「環境対策には金がかかる」というのがなんとなく一般的概念だったように思い ますが、今回のコラムを読んでみると、よりそういった概念は払拭されつつある、 いやもう払拭されているのかもしれません。まだ定まっていない新しい考え方であ るように思うので、これからも注目していくべき分野なのでしょう。では。(SGW)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ★城南メールマガジンはMacky!(http://macky.nifty.com/)  を利用して城南支会が編集・発行しています。 ★ご意見・ご質問,メールマガジンの解除申込等は下記のページからどうぞ。   http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=rmcjohnan _____________________________________