中小企業の場合,規模が小さいので、経営者が総てを決定し、経営者の号令で物事が進む。先生と経営者が相談すればよい。しかし、規模が大きくなり、中堅企業〜大企業への道を辿ると経営者はコンサルテイング・ファームを必要とする。
基本的にはコンサルテイング・ファームはプロジェクト(案件)毎に社内でチームを組む。この人数は4〜8人程度が多い。中心は経営コンサルタントだが、社内のシステム部門から専門家を呼ぶ場合もある。外資系の場合、アソシエートとよばれる社員が中核となり、ビジネスアナリストなどが情報収集、分析を助け、マネージャーがリーダーとなる。
経営コンサルタントの業務はクライアント(顧客)との共同作業である。クライアントの中にもチームメンバーが選抜され、共同で大きなプロジェクトチームを形成する。コンサルテイング・ファームのマネージャーがこのチーム全体のリーダーとなる。
先生と呼ばれる存在は指図やアドバイスをして社内の人間や経営者を動かす。コンサルテイング・ファームの場合は自ら汗を流すものの、最終的には社内の人間が心から納得して動かなければ意味がない。一緒に汗を流し作業を分担しながら問題解決を図るという方法をとる。
プロジェクトチームも理想的にはクライアントの社員が多い方がいい。コンサルテイング・ファームのスタッフが手伝う形であるほうがよい。これはコストに跳ね返る。当然、コンサルテイング・ファームの割く人数が多いほど企業の支払いも多くなる。
4.プロジェクトチームの仕事の内容
仕事の内容は千差万別である。経営戦略の立案、業務革新、システム構築等である。
どの段階で完全に手離れするかはケース・バイ・ケースであり、企業のポリシーにもよる。またプロジェクトによって落とし所が明確で詳細な設計が中心になる場合もある。調査分析に大きな価値がある場合もある。
何か月から数年も1つのプロジェクトに係ることもある。ほとんど派遣社員のような就業形態となる場合もある。クライアント企業の名刺を持つことすらある。
仕事は次のような段階で進んでいく。
@の問題解決の付加価値については更に次のように分けられる。
ア.課題設定の付加価値
問題を細分化して課題を設定する必要がある。深い洞察力と課題設定のプロセスのノウハウが重要である。
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